長期サポート(LTS)ポリシー

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はじめに

Authleteはこれまで、UIおよびAPIの両面において継続的に進化し、機能改善を提供してきました。一方で、ユーザーの観点からは、安定性と信頼性が極めて重要であることも常に認識しております。 こうしたニーズに応えるため、AuthleteのLTS(長期サポート)バージョンを導入することに決定しました。 LTSバージョンは、本番環境において安心して利用できる安定した基盤を提供し、長期間にわたって一貫した動作を維持するものです。これにより最新の標準仕様や新機能を、ご自身のタイミングで柔軟に採用することが可能になります。

LTSとは

LTS(Long-Term Support)とは、製品のライフサイクルにおいて、大幅なアーキテクチャ変更やAPI/UIの改修を行わない、安定したバージョンを提供するというAuthleteのコミットメントです。 これにより、頻繁なアップグレードを行うことなく、安定したサポート対象の環境を長期間にわたって継続的に利用することができます。

対象バージョン

2026年4月2日時点では、LTS対象バージョンは Authlete 2.3 のみとなります。現行のLTSバージョンは 2.3.47 となり、今後必要に応じて更新されます。 なお、Authlete 3.0 についてもLTSバージョンをリリースする予定です。詳細は2026年下半期に公開する予定です。

現在のバージョンを確認する方法

Authlete 管理コンソール(Client Developer Console / Service Owner Console)には、現在ご利用中の Authlete サーバーのバージョンを画面上に表示する機能はございません。バージョンを確認する場合は、以下のいずれかの方法をご利用ください。

/api/info エンドポイントを呼び出す

Authlete サーバーは、現在のバージョンと有効化されている機能の一覧を返す /api/info エンドポイントを提供しています。認証は不要です。

curl -s https://<your-authlete-api-host>/api/info

<your-authlete-api-host> は貴社環境の Authlete API ホスト名に置き換えてご利用ください。

レスポンス例:

{
  "version": "2.3.47",
  "features": ["ciba", "dcr", "fapi", "..."]
}

version フィールドに、現在ご利用中のサーバーバージョンが含まれます。

Note: 専用クラウド環境で IP 制限オプションを利用されている場合は、許可された IP アドレスから実行いただく必要がございます。

Authlete サポートへのお問い合わせ

上記の方法が利用しづらい場合は、Authlete サポートまでお問い合わせください。ご利用環境のバージョンを確認のうえご回答いたします。

サポート期間

LTSバージョンは、リリースから原則3年間サポートされます。

アップデート内容

LTSバージョンに対しては、新機能や新仕様のバックポートは行われません。ただし正式なEoL(サポート終了)までの期間において、以下のアップデートが提供されます:

  1. セキュリティパッチ → 製品の完全性・機密性・可用性に影響を与えてしまう脆弱性への対応
  2. 重大なバグ修正 → コア機能に大きな影響を与えてしまう、あるいは本番環境において重大な問題を発生させてしまう不具合の修正
  3. 安定性およびパフォーマンス改善 → 新機能の追加を要しない重大な性能や互換性問題の修正

⚠️ 各バージョンがEoLに達してからは、いかなるアップデートも提供されません。EoL以降も使用することは可能ですが、パッチ、バグ修正、テクニカルサポートは提供されません。 サポート継続のためにはLTSバージョンへのアップグレード、また新機能を利用する場合は最新バージョン(現在ではAuthlete 3.0)への移行を強く推奨します。

アップデート内容 最新 LTS 延長サポート期間 EoL
新機能と仕様の実装
重大なバグ修正
セキュリティパッチ
安定性およびパフォーマンス改善
テクニカルサポート 🟠

EoL(サポート終了)ポリシー

多くのユーザーにとって、LTSバージョンへの即時移行が困難であることをAuthleteとして十分に認識しております。そのため、移行猶予期間として、すべてのバージョンに対するサポートを2027年3月まで継続いたします。 延長サポート期間中は、調査およびトラブルシューティングのサポートは引き続き提供いたします。ただし、バージョンに依存した不具合については、LTSバージョンもしくは最新バージョンへの移行を推奨することがあります。

バージョン 初期リリース LTSリリース サポート終了 ステータス
Authlete 1.1 2017年6月 対象外 2027年3月31日 ⚠️ 延長サポート期間
Authlete 2.0 2018年8月 対象外 2027年3月31日 ⚠️ 延長サポート期間
Authlete 2.1 2019年12月 対象外 2027年3月31日 ⚠️ 延長サポート期間
Authlete 2.2 2021年3月 対象外 2027年3月31日 ⚠️ 延長サポート期間
Authlete 2.3 2023年1月 2026年4月 2029年3月31日 ✅ LTS
Authlete 3.0 2024年11月 未定 未定 ⏩ 最新

ℹ️ LTS対象でない新規バージョンのサポート期間は6ヶ月間になります。

リリーススケジュール

現在の最新バージョンであるAuthlete 3.0に対しては、これまで通り毎月アップデートが行われます。 また、2年ごとにLTSバージョンが新たに選定されます。このようにしてLTS期間が重複することにより、LTS間でのスムーズな移行も可能になります。 アップグレード時にデータ移行の必要が生じた場合、Authleteが必要なドキュメントおよびサポートを提供します。 また、LTSバージョンおよび最新バージョンへのアップグレードに対して追加料金は一切発生しません。

サポート終了の通知について

Authleteは、各バージョンのサポート終了に先立ち、以下のように事前通知を行います:

  • LTSバージョンの場合:サポート終了の6か月前までに通知
  • 非LTSバージョンの場合:サポート終了の3か月前までに通知
  • アカウント管理者へサポート終了の通知メールが送られるとともに、Authlete管理コンソール内に通知バナーが表示され、ウェブサイトとチェンジログに告知が掲載されます
  • サポートが終了したバージョン、およびサポート終了間近になったバージョンに対して、画面上に明確な非推奨表示が追加されます

注意事項

サポートが終了したバージョンであっても引き続き利用は可能です。ただし、サポート対象外のバージョンの使用によるセキュリティ脆弱性、不具合、データ損失、サービス中断などについてAuthleteは一切の責任を負いません。 サポートが終了したバージョンの使用はユーザーの責任において行われるものとし、サポート対象バージョンへのアップグレードを強く推奨します。


よくある質問

Q: バージョンを確認する方法はありますでしょうか。

A: https://api.example.com/api/info で確認可能。

Q: 2.2から2.3へのアップグレード時にサービス停止や影響は発生しますでしょうか。

A: 発生します。

Q: LTSバージョンへの切り替えには「LTS 版」という別のビルドや切り替え作業が必要か。

A: 別ビルドはありません。2.3 系を継続利用いただくことで LTS のサポート対象となります。現行 LTS バージョンは2.3.47です。

Q: Shared Cloud (SaaS 版) でもLTS対象バージョンを使う / 使わないという選択肢があるか。

A: Shared CloudにはLTS / 非LTSの選択肢はなく、常にAuthlete側で適用されたバージョンが提供されます。2026-05 時点でShared Cloud (so.authlete.com 等) も2.3.47 LTSにアップデート済みです。

Q: EoL到達後は有償サポート契約でも問い合わせ不可になるのか。

A: EoL到達後はパッチ、バグ修正、テクニカルサポートのいずれも提供対象外です (有償サポート契約でも同様)。現行2.3 LTSのEoLは2029-03-31。EoL前の延長サポート期間中はバージョン非依存の一般的な調査・トラブルシューティングを継続して受け付けます。

Q: 管理コンソール上のバージョン非推奨バナーはどこに表示されるか。

A: Shared Cloudの管理コンソールにはバナー表示が行われます。Self-Managed (オンプレ版) の管理コンソールにはバナーは表示されず、メールおよびサポート窓口経由での案内となります。

Q: LTSバージョンへのアップグレードで追加費用は発生するか。

A: LTSバージョンおよび最新バージョンへのアップグレードそのものに対する追加料金は発生しません。Self-Managed (オンプレ版) でアップグレード作業に関わる作業費用が発生するケースについては、個別のご契約・作業内容に応じて営業窓口より案内します。

Q: 2027/3末のバージョン2.2サポート終了後、サービスの利用は継続可能でしょうか。

A: EoLを過ぎても利用自体は可能だが、パッチ・バグ修正・テクニカルサポートは提供されません。

Q: マイナーバージョンアップのたびにLTS対象バージョンも上がり追従が必要か。旧パッチごとのサポート期限はどうなるか。

A: 例えばAuthlete 2.3.47に対するセキュリティパッチ等が必要になった場合、2.3.48が新たにリリースされ、いずれのバージョンもLTSとして扱います。

サポート方針については上述の通りで、セキュリティの観点からアップデートいただくことをお勧めいたしますが、修正の必要性に応じてご検討いただくことになります。

Q: LTSパッチがリリースされたとき、旧 LTS パッチごとの個別サポート終了日は設定されるか。

A: 旧パッチごとの個別EoL日は設けていません。2.3 LTSの提供期間 (2029-03-31 まで) は問い合わせ対応を受けますが、新規の重要修正は最新LTSパッチに含まれます。修正適用が必要な場合は最新パッチへの追従をご検討ください。

Q: SC環境を利用している場合、アップデート作業は必要か。

A: SC環境はLTS版にアップデート済みであり、利用企業側でバージョンアップ対応は不要です。

Q: SC環境でLTS対象となるバージョンを選べるか。

A: 選ぶことはできません。