Authlete 3.0 2025年05月リリースノート

概要

本リリースはAuthlete 3.0のマイナーアップデートです。
06月11日(水)以降利用可能になりました。

新機能と改善

ネイティブSSOの実装

ネイティブモバイルアプリ間でのシングルサインオンが実装されました。それに伴い、以下のAPIに変更が加われました:

  • /auth/authorizationAPIにnativeSsoRequestedレスポンスパラメーターが追加されました
  • auth/authorization/issueAPIにsessionIdリクエストパラメーターが追加されました
  • auth/tokenAPIにsessionId, deviceSecret, deviceSecretHashレスポンスパラメーターが追加されました
  • /nativessoAPIが新しく実装されました
  • /service/configurationAPIにnative_sso_supportedメタデータが追加されました
  • /service/createAPIにnativeSsoSupportedプロパティが追加されました
  • /service/updateAPIにnativeSsoSupportedプロパティが追加されました
  • /nativesso/logoutAPIによる全アプリケーションからのログアウト機能が追加されました

監査ログに必要なイベントも追加されました。

クライアントレベルにおけるIDトークン有効期間の設定

クライアント単位でIDトークンの有効期間を設定できるようになりました。
複数の正の数値が指定されている場合は、その中で最も小さい値が適用されます。

クライアント一覧APIのパフォーマンス改善

クライアントの一覧を取得するAPIにおいて、レスポンスタイムを短縮するためaccess_tokenテーブルにインデックスが追加されました。

管理コンソール

ネイティブSSOのUIの実装

サービス設定にNative SSO Supportedスイッチが追加されました。

その他UIの改善

  • UI上部にある概要パネルにおける組織IDの表示がより目立つようになりました
  • ユーザー権限管理UIのテーブルサイズが調整されました

IdP

認証器設定のUX改善

認証器の登録ステップとは別に、リカバリーコード用のステップが新たに追加されました。

SMTP構成の修正

SMTP構成プロパティがキャッシュ前に正しく初期化されない不具合が修正されました。

パスワード強度の最低要件を適用開始

adminpasswordなどの安全でないパスワードをブラックリスト化するなど、最低限のパスワード強度を強制する機能が実装されました。

仕様サポート

なし

バグ修正

トラストアンカー更新の修正

サービスがトラストアンカーを保持していない場合、更新後のレスポンスにトラストアンカーが反映されない不具合が修正されました。

クライアント更新時のエラー修正

Pushed Authorization Requests(PAR)使用時にrequest_uriの蓄積によって、クライアントの更新処理中に400エラーが発生する不具合が修正されました。

その他

なし